在英日本人の皆さまへ

英国で仏教と出会うという選択

はじめに:英国で暮らす中で、ふと思うこと

英国に来てから、こんなふうに思ったことはありませんか?

  • 「日本らしさって何だろう?」
  • 「自分の価値観はどこから来ているんだろう?」
  • 「他の国の人は祈っているけど、日本人は?」

教会に通う人々の姿を見て、ふと立ち止まる——
そんな経験をした方も多いかもしれません。

日本の文化や生き方には、実は仏教の考えが深く息づいています。
でも、それをしっかり学ぶ機会は、意外と少なかったのではないでしょうか。

仏教は、私たちの思索の土台かもしれません

キリスト教を知ろうと思う前に、
日本人としての自分を形づくってきた内なる土台に目を向けてみませんか?

神社やお祭り、神道の風習が日本にはたくさんあります。
でも、「生きるとは?」「苦しみとは?」「人はどう救われるのか?」という問いに向き合ってきたのは、主に仏教でした。

神道は「言挙げせず」を尊ぶ静かな祈りのかたち。
一方で、考え、学び、実践する日本の哲学的営みの中心には、仏教がありました。

インドで生まれた仏教は、中国・朝鮮半島を経て日本に至り、
日本で哲学上も実践上も究極の発展を遂げたと言われます。

例えば『法華経』は、日本初の成文法「十七条憲法」にも影響を与え、
『源氏物語』や近代の宮沢賢治に至るまで、
芸術や思想の根底に深く息づいてきました。

いま、自分を見つめ直したいと思ったとき——
仏教に触れてみることは、日本人としての知的な出発点でもあるのです。

「知ってるつもり」だった仏教の、その先へ

仏教って「お葬式の宗教」?
「うちは南無阿弥陀仏」「うちは南無妙法蓮華経」?

実はどれも、ほんの入り口に過ぎません。

仏教は、「何を唱えるか」ではなく、
「どう生き、どう心を調えていくか」という道です。

南無阿弥陀仏も、南無妙法蓮華経も、仏とつながるご縁のひとつ。
でもそれだけではなく、その先にある「教え」や「実践」を深めていくことで、
日々の暮らしの中に、確かな“気づき”が生まれてきます。

どの宗派出身の方でも、信仰歴の有無に関わらず、
「仏教を深く知りたい」「生き方として学びたい」という方を歓迎しています。

ご案内:2つの立場の方へ

すでに会員で、英国に移住された方へ

  • ご本尊遷座・ご供養・家庭での実践・仏具や書籍の購入などの不安がある方も、安心してご相談ください
  • 日本語でのご供養や法座、面談も可能です(対面・Zoom対応)
  • 現地の仲間とのご縁もお待ちしています

👉 [日本語での面談を希望される方はこちら]

仏教に興味がある・これから学んでみたい方へ

  • 宗教に対する不安がある方にも、安心してご参加いただけます
  • 勧誘や義務は一切ありません。少人数で穏やかに学び合う場です
  • 日本語・英語の両方でのサポートが可能です
  • ご家族・お子さま連れの方も歓迎です

👉 [仏教入門のご案内を見る]

キリスト教と仏教はどう違うの?

 

観点 キリスト教(一般的傾向)
信仰の対象 創造神(神)
祈りの目的 神に救いを求める
救いの形 神の恩寵
聖典 聖書
実践の場 礼拝・教会中心

 

観点 仏教(RKUKでの実践)
信仰の対象 仏(久遠本仏/内なる仏性)
祈りの目的 自らの心を耕す
救いの形 仏の智慧/実践と気づき
聖典 お経(法華経など)
実践の場 日常・家庭・地域社会

 

 

 

私たちの仏教の実践は、「信じる」よりも「実践して気づく」ことを重んじます。
一人ひとりの苦しみや迷いに寄り添いながら、家庭や社会を少しずつ明るくしていく道です。

日々の実践は、社会と世界にもつながっていく

自分の心が変わると、家庭が変わり、周囲の人との関係が変わります。
それはやがて、地域や英国社会、そして世界の平和にもつながるのだと、私たちは信じています。

人生の節目に祈りの場を求める方へ

「子どもの健やかな成長を祈りたい」
「新しい生活や仕事を前に心を整えたい」
「亡き家族への感謝を仏前で伝えたい」

そう思ったとき、仏教的な祈りや儀礼が心の支えになるかもしれません。

  • 初参り・諸祈願・葬儀など対応可能
  • ロンドンセンターにて対面、またはZoomにて全国からご参加いただけます

👉 [祈願・人生儀礼について問い合わせる]

私たちについて(RKUK)

  • RKUK(立正佼成会ロンドンセンター)は、日本発祥の在家仏教団体です
  • 宗派・宗教背景を問わず、どなたでもご参加いただけます
  • 英国政府登録の宗教慈善団体として活動しています(Registered Charity in England and Wales – No. 1072329)

よくあるご質問

  1. 宗教的な制約や義務はありますか?
    A. 一切ありません。すべてご自身のペースにお任せしています。
  2. 子ども連れでも参加できますか?
    A. はい。ご家族での参加も歓迎しています。
  3. ご供養だけ、学びだけでもいいですか?
    A. はい。必要に応じて丁寧にご案内いたします。

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